2008年03月05日

Us

佐野元春さんのアルバム『COYOTE』の7曲目。「Us」

アコースティックかつサイケデリック、穏やかかつ幻想的、ユーモラスかつシリアス。色々な相反する要素がみっちりと詰まった、実に佐野さんらしい曲だなと思います。
この曲を初めて聴いた時、「佐野さんの、こんな曲が聴きたかったっ!」と、主人の帰りに気付いた柴犬のように全身のた打ち回わって喜びを隠し切れないかったのは僕だけでしょうか?(はい、僕だけです。わんわんっ)

僕らの日常を(時に退屈で時に意味もなくユーモラスだったりする日常を)、なんだか少しふわふわした目線で歌われているような気がします。気休めの木陰を探したり、ドジな話に思わず笑ってしまうような、そんな日常世界にいる僕らに対して
“笑顔がいいな”
とか
“友達になれたらいいな”
などと、少しとぼけたような、実に無邪気すぎるほどの感想をポツリポツリと明かしながら曲は進行していきます。

“君がここで倒れるわけにはいかない 君がここで壊れるわけにはいかない”
という箇所にきて、「やっと本音が言えた。うんうん、そうだよこんな世界だからこそ倒れたり壊れたり出来ないんだ」という感情に気がつきます。

更に曲が進行して、この曲の核になる部分(だと僕が思ってる)は

“どうして僕らは憎しみ合わなきゃいけない? どうして僕らは傷付け合わなきゃいけない?”

という箇所です。実にシンプルな疑問に辿り着きます。ふわふわしたニュートラルな目線で、この世界や日常や自分自身を眺めた結果出てきた疑問。まるで物心付いた幼子のような問いかけ。
でも、僕らは子供じゃありません。
そのシンプルな疑問を語ってしまった瞬間に、そんな問いかけをする自分の愚かしさも同時にわかってしまうのです。
それが
“どうして僕らは傷付け合わなきゃいけない〜〜ィィッ?↑”
というような、ちょっと狂ったような「〜〜ィィッ?↑」という語尾に実によく現れていると思います。

まともなことを言っているのに、いや、まともな事とを言っているからこそ、狂気がかった表現になってしまう。まともな事がまともに言えない自分の矛盾。あるいは世界の矛盾。
「あれ?あれ?なんか普通にあたりまえの事言おうとしたら、なんが変人みたいな表現になっちゃった」という不安。
アルバム『ナポレオンフィッシュと泳ぐ日』とか、裏ベストアルバム『グラス』で描かれているような、「理性で隠そうとしてもはみ出てしまう狂気」みたいなものが出まくりんぐです。
まあ、僕の偏った妄想ですが、こういうの大好物です。


狂気ばかりを書いてしまいましたが、この曲の魅力はそれだけではありません!実にヨダレが出てきそうなほど魅力的なステキ表現がたくさん出てきます。たとえば

“試してみたいのは 心のハーモニー”

すごく良いですよね。なんか、こう、良い意味ですごく色っぽいですよね?(・・・ですよね?)
大好きです、こういうの。

あとは

“君にとって・・・夏の朝日のような
 君にとって・・・冬の焚火のような”

↑これ初めて聴いてる時何故か「次は何かな、何かなっ!!」と脳内わくわくエキスが大放出しっぱなし。

“君にとって・・・長い線路のような”

でもう「きょえ〜〜っ」って感じでシビレまくりで思わずニヤリ。なんだよ、「君にとって長い線路のような」って・・・でも、でも、も、もう、たまりませよねっ!?
(・・・あれ?これも僕・・・だけ?)
そしてその直後に“君にとって ともだちになれたらいいな”とか言われたら
「オレ、オマエ、トモダチ、ナル」というぐらい原始人レベルで無条件でお友達になっちゃいます。おそるべし佐野表現。恐るべし僕の妄想。

あとは、・・・一瞬、曲が終わるかな?って思わせといてなかなか終わらないところとかも・・・大好きです。

☆ ☆ ☆

えー、なんか感想がだんだん変な方向になってまいりました。

まとめると、「佐野さん、もっとこういう曲いっぱい作ってっ!」ってことで・・・カンベンして下さい。
posted by Next words at 00:09| Comment(15) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月11日

佐野さんのライブB

佐野さんの仙台でのライブ、とても良かったです。
演奏曲などは、これからライブをご覧になられる方もいらっしゃるかも知れませんので書きませんが、とても楽しいライブだったことはお伝えしておきます。

以下、当日の僕の行動日記
(特殊な佐野ファンの生態観察、という視点でお読みください。それ以外、価値はあまりありませんのでご注意を)

当日の仙台は予想通り寒かったです。
わざわざ神奈川から駆けつけてくれた友人と、駅の政宗さん前で待ち合わせして、その後牛タンや牛タンやらでお腹を満たし、無計画に仙台市内を見学(というか全く計画立ててなかった)。僕はその夜のライブに思いを馳せまくってましたので、熱に浮かされたラスコーリニコフの如く仙台駅周辺を徘徊してやりましたよ。

ライブ会場行く前に、カフェで休憩。
よし、佐野さんライブがお初な友人に、佐野さん知識を軽く、そして偉そうにレクチャーしてやるぜっ

友人「ライブ楽しみだね」
僕 「うん」
友人「この曲(事前に僕が送ったリスト)演奏するといいね」
僕 「うん」
友人「後でこの通りだったかどうか採点しようよ」
僕 「うん」
友人「・・・緊張してる?」
僕 「・・・うん」

すばらしきレクチャーっぷりを発揮してやりましたよ。
ええ。


さて、いよいよ会場に入りました。エレベーター前にたくさん並んでます。おお、みんな楽しそう。僕も負けじと楽しそうな表情を造ってみましたが、おそらくかなり引きつってます。やめましょう。かわりにきもくにやにやしてやりましたよ。(一人じゃなくて良かった)

で、会場内は結構暑くて、ずっと被ってたニット帽を脱ごうとしたのですが、頭が取り返しの付かない帽子癖になっているじゃありませんか奥さん。今日はもうずっと帽子被りまくってやるとその場で誓いつつ、指定席へ。

二週間ぐらい前に取ったチケットだったのですが、結構良い席。ほぼ中央に座ることができてほっとしました。

なんで直前の客入り曲ってあんなにどきどきするんでしょうね?
意味も無くリズム取ったり、周りを見渡したり、友達に全然わけわかんない話をを唐突に断片的に話しかけたり・・・もう、ぎゅーわわわーって感じです。

で、客電が落ちてきて・・・・・・に・・・・・が・・り、・・・・・・・のイントロが・・・って・・・・・・・・・・・・・・うっひゃーっ!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はううううっ!・・・・・・・・・・・・・・・こ、この曲わっ!!!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そうそう、これこれっ♪・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・まじかよっ!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・略

☆ ☆ ☆

いやー、やっぱ行って良かったーっ!!
posted by Next words at 23:13| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月07日

ひさびさの佐野さんライブA

明日、というか今日、いよいよ佐野さんのライブなのですよ。In仙台。
現在、自分でもびっくりするぐらい落ち着き無くテンパッています。
一人で部屋にいると明日(というか今日)の事を想像し、妄想し、ループし、人間の理性って一体なんだろう?というかすかに残された自己の尊厳が入り込む余地がないぐらいニヤニヤが止まりません。かなりきもいですよ、僕。
急に入ってしまった明日の朝一出勤ですら愛おしく思えてしまいます。ビョーキですね、もう。

というか眠れません。
やばいです。

今ならエイジャの赤石付き石仮面を被った直後に朝日を浴びるカーズ様の気持ちが判る気がします。「ふははははーーっ」って感じで。

うおおおおーくだらねーこと言ってないで、明日早いし帰りの高速運転もあるんだから、早く寝ろよーっ寝てくれよー俺っ

気分を落ち着けるんだ。
そう、・・・落ち着ける、曲を、聴くんだっ!

という願いは、「俺専用・極秘佐野元春すぺしゃるベストトラックフォルダ」ダブルクリックという暴挙によって、ものの見事に撃沈。

もういい。
寝なくていい。寝なくていいや。
睡眠なんて星の下 路の上DVDに蹴り飛ばされてしまえっ
posted by Next words at 02:08| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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